タロット・西洋占星術・夢 蓮見天翔占い

月は記憶の保管庫
ひとりの人間の充足は
遠い過去から脈々とつながっている記憶の
出会いであり 解放である

ブログ月の記憶を呼び起こせ

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「moon」と「ペンタ10」欠乏の終わりと儚き夢

魚座の満月の夜、タロットについて。

「ペンタクルスの10」は、富みの増加、繁栄、遺産財産、玉の輿、安定、物質的、家族の安心なことです。
このために働くとか、気をまわすとか、安泰だね。といったカードです。

スプレッドのなかで現状に出た場合、何気なく出た場合、10はゴール、終了の合図。

経済的な安定や家族の安全が生きるモチベーションになっている場合が一般的な人間というもんですが、もうそれは霊的な輪廻の中では叶えられている。経済的安定や家族の安全は守られている、そこを求めていた人は成功した、がんばってきたという現れであるから、少し肩の力を抜いていもいいんじゃないかと。
そうは言っても食うために生きるじゃ、それはそうだけど。
そうすると、富みが多い方がいいということで、土地の占領やエネルギーの支配にもなっていって、欠乏の恐怖が生まれてさまよう。そんなループ、パターンに陥いりますね。
そういう理由で戦争になったら嫌だな。どういう理由でも嫌だけど。

ペンタの10が出たら、もう大丈夫、忍耐と精進の賜物であります。潜在的な欠乏の恐れを終わらせてもいいんじゃないかと読んではいかがでしょう。
そうすると、生きるモチベーションや動機を変えてもいい、現世での輪廻転生というのかな。
安心してワンドや剣、カップの領域に入ることができる。

月の光に照らし出されるのは、不安と幻想、「moon」のカードは、潮の満ち引きを起こして人間の生命を操る、心をかき乱し、夢を見させます。

新たな夢はかすみのように消えてゆき、古い夢がまとわりつく
一瞬のきらめきを追い求め、獣の咆哮の叫びにあっけなく地上に落ちる
儚き夢は月の光に溶け込み  叫びは雨に変わる