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月は記憶の保管庫
ひとりの人間の充足は
遠い過去から脈々とつながっている記憶の
出会いであり 解放である

ブログ月の記憶を呼び起こせ

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新月散歩  冥王星の飢えと乾き

水着の日焼け跡が残り、あっという間にシミが出きるお年頃を実感しつつも、気分は中学生の夏休み気分、読書だわと思い、実家にあった宮部みゆき著「楽園」を読みました。
ドラマになったようで、本の表紙が仲間由紀恵だったので、読み進めて行く私の頭の中では、すっかり主人公が仲間由紀恵になってました。
刷り込み効果はすごいね。
宮部みゆきさんの本は面白いですね、文章はうまいし、練りに練られてるし、心理描写もいきいきしてるし、後腐れのない読んですっきりする小説ですね。

この小説では、人の記憶を読む異能者の少年が書いた絵が、事件を掘り返すきっかけを作る物語として出て来ます。本の中にはサイコメトラーや、霊能者、占い、「第三の目」「異能者」「夢見」といったといったワードも出てくる。
ミステリー小説につきもので、目に見えないことに関して、やはり懐疑的な人が出てきますね。
それで「本物」かどうかを調べていく過程からの推論と結論はとても分りやすく面白かったですよ。
また、頭がぐるぐるしてぼんやりする、キャッチしている事柄が、本人は何かは分らないといったとこも、とても具体的でリアルでした。

異能者と言われる人の力が、社会に現れると最初は面白がってフューチャーして持ち上げるけど、そのうち目立ったり、支配力を持つと、ちょっとのミスで、「偽物」だ「精神病」だ「洗脳だ」と否定する力が優勢になり社会の隅っこに追いやられることになるよね。
これは日本といった国の習性なのか、社会の枠が許さないのかな。
異能に関わらず出る杭いは打たれるといった風習だからだろうか。
でも、小説や映画の中では最も題材になりやすい、誰もが興味を持っている分野なのだよね。
心理学や科学が発達し行政のお墨付きになっても、異能や占いしかり、アンダーグラウンドな世界はなくならない。人間の奥底にある本能的なものだと思うからです。
大人になると、今は子供でも、大騒ぎ、狂いたくても狂えない、狂って暴発するのは怖いです。
迷惑かけてはいけない、おとなしくしてなくてはいけない、自分の好きなことを目標を持ってと言われているのに、外へ出過ぎてはまずい、枠からはみ出してはまずい。
漫画やゲームで満足しとこという感じで。
遣り過ぎても失敗や恥を容認してくれる世の中だともう少し羽目を外しやすい。
霊能、スーパーナチュラルの超自然の能力は誰にでも備わっていて、もっと使いたいんじゃないかな。
芸術家は使い出しやすい。
普通の人でも、超自然の力をもっと出したいと思う。
どう出していいか分らないから、霊能といったら、お化けを見るとか、占いとか、念力などへ向かう。
そういう分野の雰囲気のイメージの刷り込みがあるからだと思う。
魔法使いサリー、魔法の世界への憧れもあるかもね。
どのように、スパーナチュラルな力に気づいたらいいのか?どうやって不思議な力を使うのか?
普段の日常の意識からちょっとだけ外れることです。
冥王星は「死と再生」「支配力」「権力」といったパワーに関する象徴です。
スーパーナチュラル、霊能、異能などにも関わっています。
先述の、霊能者の支配力に怯えて社会の隅っこにやり安心する世間一般の例だと、支配する側とされる側の二つで折り合いをつけて社会生活をしているので、それ以外の生き方のビジョンができない。
支配をすることへの抵抗があるので、支配される方が楽だ。
支配することが生き甲斐になっている。
支配についてて考えない。
支配につぃて苦しんでいる。
世界征服したいもくろみがある。
世界に影響を与えたい。
こういったことも、冥王星の知と考えます。

昨今は、緊迫した世界情勢でテロも多く、敵と味方といったシンプルな図式も、(経済優先の世界になっているからかどうか分りませんが)よく見えません。
しかし、支配力については、よく見えます。
支配の頂点というと、どのようなイメージでしょうか。
悪魔の権化でしょうか、闇の力の復活ですかね。または、救世主到来でしょうか。
戦争するようなしないようなぎりぎりで攻防し続けているのは怖いですね。
支配力への飢え、「死と再生」への乾きがあるように感じます。
テロや災害が冥王星の恐怖として起きてくるので、個人は被害者のように感じ一瞬引っ込んでいますが、冥王星の乾きや支配力の飢えは、個人の奥底にもあるのではないでしょうか。
それは、スーパーナチュラルな力への飢えじゃないかな。
自然治癒力、魂のこと、もっと自分の中心を使いたい(自己中じゃないよ)馬鹿力、とても抽象的な言葉ですが、自分自身を支配したい、コントロールしたいといったことでもあるではないでしょうか。
社会のルールに沿い安全を守る事、それと個人の超自然の力を使うことが実感できたら、けっこう充実した日々になるんじゃないかな。

月散歩

22日に太陽獅子座28°で新月を迎えた太陽は乙女座00°に入りました。
仕事、健康、作業、などにスポットが当たります。
(病院、歯医者、美容院、エステ、ボディーワーク、ヨガなど、治療や予防、促進に良い時期です)

26日 月木星天秤座  社交的な日、調べものに良い時

29日 上弦の月蠍 ノリではなく、深いところで判断を

31日 月射手 踏ん張ったかいがあったものだと 

9・1  月冥王星山羊座  計画的な時

4日  月水瓶  明るく楽しい日

6日 満月 太陽乙女座13° 月魚座13°  気持ちが不安定なとき、リラックスが大事 癒し

8日 月牡羊  アクシデンと感じるようなふいなできごと 

10日 月牡牛座  ちょとした喜び

13日 下弦の月 双子   全体的に進まない

15日 月蟹座  割と慌ただしい 無理をしない

20日 乙女座の新月