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月は記憶の保管庫
ひとりの人間の充足は
遠い過去から脈々とつながっている記憶の
出会いであり 解放である

ブログ月の記憶を呼び起こせ

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究極、怒りは収まらないのか

春一番が吹いてます。暖かいと朗らかな気分になりますね。
寒さと風邪でエネルギーダウンでしたが、火星のエネルギーを取り戻すぞー。
ということで、現在、火星はおひつじ14°です。
火星は戦い、生命エネルギー、性的エネルギーです。

怒りや腹立つことはよくあるのだけど、周囲を脅かすから、対人関係を悪化させるから、怒りを出すことを抑えなさいと言われ、怒っている自分を反省します。
占星術的に言うと、これは火星に対して土星がコンタクトをとっていることになります。
土星は安全な社会を優先するので、火星に対して叱ります。「ダメだよ、感情を爆発したら。周りが迷惑するだろう」「もっと大人にならなくては」社会人としてのメンタルモデルがあるわけです。
この信念と結びついている人は日本の現社会で生きやすいですね。特に土星と木星がコンタクトすると先生タイプです。

心理学でよく言われるのは、怒りの下には傷ついた悲しみがあるのだから、怒っている人も被害者、行き場のない悲しみが怒りとして現れる。傷ついた感情を癒す場としてグリーフセラピーやグループセラピーの場があります。感情を出して解放することで癒され心の平安を取り戻します。
感情は月であらわします。個人的な感情でもあるけど集合無意識でもある感情でもあるわけです。
月が荒れる時、衝動性や、自分自身を傷つける思いや言動の時は、月と火星がコンタクトしています。
こういう時は、本能的なことや恋愛とも関連します。身を焦がすという表現もありますね。
言動に自覚があれば、月と火星は健康的なエネルギーだと思います。
ダンサーや、パフォーマンス、スポーツ、アート、セックスなど、燃えて燃え尽きるというエネルギーを使いやりきるとスッキリして生命エネルギー回復します。

火星と金星の組み合わせが「恋愛」の象徴なのは、花とミツバチ。思考的でもモラルでもなく、花の薫りがするとみつばちが受粉する仕組みと同じで。肉体細胞レベルで感じられる時はフェロモン同士の交流が盛んです。妄想恋愛になると自己生殖になっちゃうね。細胞で感じられた時分が懐かしいです。

外的な環境から自己を守るのは人間本来の本能ですよね。
危機に対して、逃げる、戦う、固まる、退行、補償、同一化、とか、たくさんあります。
興味のある方は調べてみてください。適応規制とか防衛規制でググれます。
危機本能が、壊れないように防衛する仕組みになってるそうです。
この見方で、自分を観察すると、実際に危険な場面でなくても過去の体験や記憶から危険を察知して言動している瞬間が見えてきます。
人と会っている時に、話しの端々で相手が支配をしてくるような感じがすることがあります。
相手はそんなことは思ってないのかもしれず、私の完全な妄想や投影なんだと自分に言い聞かせ、でも肩や身体に力が入ってぐったり疲れることもしばしば。疲れて涙が出てくるときも。もっと楽しくやりたいのにできない自分が情けなくて、対人関係が上手な友人と比べて自分自身にダメだしをして、一人孤独に陥っていく。

人間が創りだした対人関係のこうあるべきモラルから見ると落伍者になっちゃうんだけど、ちょっと待て。人間の前に動物的本能があるよね。
その危機本能の視点からよく観察してみると、例えば、
私が話しをする、私の声が無意識に大きくなっている、相手がちょっとびくっとなる、相手を脅かすつもりはなかったんだけど、相手からするとびっくりしたんだね。急に相手がトイレに立つ。多分、相手も落ち着きを取り戻そうとしてるのかも。しかし私はその様子を見て、一瞬話しの途中で席を立つって?と腹立たしさと危険信号(何の?)がともる。相手がトイレから戻ると、威圧的な態度をとる自分に気づく。そんな態度する気はなかったんだけど、それを見て相手がむすっとする。ここで自分のとった態度に気づく。後は修羅場が仲直りだったらいいけど、水面下の戦いが冷ややかに継続する場合も。

こういうことってよくありますよね。
相手もこちらも危機本能的でやり取りしてますね。支配するかされるか。生き残るかどうか。
これは太古からDNAに組み込まれ、自然に身に付いているものだと思います。
よくよく考えたら、今、生きているという事実は生き延びた証でもあるわけです。
この防衛反応に気づいたら、自分自身も他の人も防衛反応が出る瞬間が見えるようになりました。
急に会話が変わった時やそわそわしたり、かぶせてきたり、大笑いしたり、甘えたり、忘れたり、態度が変わったり、ちょっとしたことなんですよ。外身は人間なんだけど、時々狸に見えたり、ウサギに見えたり、キリンに見えたりしますよ。かわいいものです。「あっ、ミーアキャットが出てきたよー」とか。
そんな風に思うと、人への怖さが薄れ、接することが億劫でなくなりました。無理に合わせなくてもいいし、反応ポイントが見えれば、あえて間をあけてリラックスするようにします。そうすると相手もリラックスするようになりますよ。安全と生命力を確保するには、人がいる所にいることも生物的に必要ですしね。

太陽の肉体と火星のコンタクトは生命力や開拓精神に関わります。
ポジティブであるとことは生命力を高め周囲に希望をもたらすことでもあるけど、生き残り戦いの精神も含まれています。
火星移住、いつか遠いけど遠くない未来、地球から離れるんだねー。

怒りが収まらん、怒りが爆発、きれまくる、根こそぎつぶす、イライラする、怒髪天、雷、親父
こうなると、神様のレベルですよね。
意味不明の怒り、許せない、先祖末代までの恨み、怨念、ジェラシーに燃える、激しい気性、信じていたのに裏切られた、心中、般若。
一体、何に怒っているのでしょうか。
嘘をつぃた人に対して、みんなすごく怒りますよね。騙した人に対しても。ひどいことを言った人にも。人のものを盗った人、差別、怒ってますよね。
この怒り、ものすごいです。ニュースを見るとイライラして身体に悪い。
この社会をぶち壊したい。と思うのは当然の感情でしょう。
怒りを自然災害と結びつける人もいますよね。それだけ扱い方が難しく、突如として現れる怒り。
究極の恐ろしい感情ですよね。
人間が生き伸びてきたエネルギーそのものじゃないでしょうか。

吠える、野生の叫びをあげたい時にどこに行ったらいいんでしょうね。
野生の炎が消えた時に、人間は成長進化を遂げるのでしょうかね。

火星と冥王星がコンタクトをとる時に、究極の怒りの生命力がわき上がります。
セクシャリティ、暗い淵、恐怖。
強烈なエネルギーが襲ってきます。破壊と再生の怒濤のような波です。
他人を巻込むから、怒りはダメだよということになるので、強烈なエネルギーがきたら意識的に飲まれてみることはとても素晴らしい発見につながりますよ。生命とは何ぞやという深淵な問いに直感的な洞察を得られます。

サイキックは火星と水星、冥王星や海王星や天王星、とコンタクトがある時に発動しやすいです。
普段、目に見えるところではモラルを保って社会生活をしていますが、誰でも内面の目に見えない心では、シナプスや脳、気などのエネルギーを感知して、別のレベルで認識しています。
霊的な世界です。
念が強いと引き寄せる力や現実化する力が強くなります。
誰でも持ってるし、使ってる。
予知や、テレパシー、周囲の動向をキャッチするのも、サイキックです。
軍事や中国ではサイキック軍人の訓練してますよね。
占いなどもこの力を使うことが多いから目立つだけです。
昔から、占い師や霊能者はダサかったり、変な人が多いです。脳の使い方というのかな、心身の使い方が、その人それぞれで特有のやり方があるんですね。技術というか。目に見えないから伝えづらい。
怖いですよ。特殊だもの。超能力者はすごい磁場みたいな吸い込まれるエネルギー出しますよね。

このサイキックも人間理性進化成長社会に伴って怪しいと言われるようになり、社会が認めた心理学がすごいとなってますが、心理学はパターン化するのでそこに個々の個性は見いだしません。人間の本能的に備わった能力で、私が思うに「個性」が最も出るのが、サイキック能力だと思ってます。
メディアが面白ろおかしくするから、漫画のように画一的な魔法やオカルトになってるけど、クリエイティブな能力と同じように、人によって全然違う。面白いですよ。

今はサイキックの使い道として、シンクロや、引き寄せが一番ポプュラーで人気ですね。
パソコンのネットも、人工的にシンクロを引き起しているでしょ。

今後もっとサイキックな力が認められるようになったらいいなと。
備わっているものを無視することはできないし、サイエンスが発達して新しいコンピューターシステムやAIが進化し実用化は、サイキックシステムの実用化だと思うからです。
そうなると、未開発だったサイキック能力が新たに発動するんじゃないか予測してます。

火星のエネルギー余ってるけど、いつもは周りを気にして使えてない人が多いと思います。
欲求不満になってる場合もありますよね。
このように、火星といっても様々のエネルギーの方向性があります。
社会の中での自己実現だけが火星の使い道ではありません。
悠久の過去から未来永劫まで、火星なくしては人類はあり得ないということです。
まだまだ、火星のポテンシャルは未知です。
まずは、熱いなーと思うこと、怒り溢れるところ、ポテンシャルありです。

追伸。最近、霊能者や占い師の詐欺のニュースがちらちら出てますが、昔からよくあるね。

ハンガリーのzoord 聞きながら熱くブログ書いたなー。