「吊られた男」は痛いとこつく。
前回のパスワークは「吊られた男」でした。
参加者の最終感想は痛い、でした。
絵柄を見ると、木に吊られている男を見ていると、身動きとれない、苦労したべと、リーディングでも、読みやすいカードです。「動けないねー」というと「そうなんです」と返答が返ってくるので安易に扱われてしまうのですが、深く追求していくと何層も重なっている裏が見えてきます。
自分に慣れた吊られ方が当たり前になって、どう吊られているかが見えていなかった。
なぜ、その自己犠牲を科しているのか。何で我慢してるんだよー。
カモフラージュがあるようです。
そのカモフラージュに吊られているということに気づくと、あーそうだったのか。胃が痛い。とくるわけです。
火星ゲブラーと水星ホドの間のパスが「吊られた男」ですが、水星は商業や知性、コミュニケーション、情報、伝達、神経、交通など、火星は情熱、行動力、征服、攻撃、活力、アピール能力などです。積極的な知性は社会参加も意味します。
武器にもなるが、防衛にもなる水星火星。
社会参加への頭脳として「吊られた男」を使う。
これも人によりけり全然違います。
どのようなフィールドで戦いたいのか、そのための知恵と武器は調達したのか。そのためには自分の才能を掘り起こすには、吊られてみないと分からない。
とことん吊られたら、ひらめきは訪れる。
惰性になったときは、吊られてみよう。
次は死神です。
左 「吊られた男」
右「死神」