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ブログ月の記憶を呼び起こせ

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チャイを空に放つ

ちょっと前の中毒的な物欲も去り、開け放した窓からの吹く風、緑の匂いを舌で感じて、たくさんの鳥の鳴き声、カッコー、カッコー、体感の気持ち良さに身を任せながら、pcに向かいのも悪くないと思う今日この頃です。

夕べ、南インド料理店で食事、クレープのような巻物のドーサ、これはうまい。
チャイの場合、ステンレスの小さいカップに入ったチャイを片手で頭上高い上の方から、もう一方の手に載せたステンレスの受け皿に勢いよく注ぐわけです。それを曲芸のように二回ほどやって出来上がり。空気が入るので、泡が立ち薫りが立って美味しくなるそうです。
小さいカップにもチャイが、もう一つのお皿にもチャイの泡が。その両方を香りを楽しみなから呑むのが作法?のようです。

今日、何気なく引いたタロットカード「14節制」
似てます、その動作が。
節制のカードを眺めていると、チャイの仕上げの動作と重なります。
想像イメージでは、カードの節制の動作が激しくなってきました。
インドのコックさんと節制が交互にあらわれます。(うー動画にしたい)
何だか、心臓がドキドキして動きたくなりました。衝動にかられるままにあちらこちらと移動し動き(詳細は恥ずかしので書きませんが)
ついにはベランダへ
大きな壷に入ったチャイを空に放つ
横切る鳥
正面から咳払いを一つして車に乗り込む男性(家の前はマンションの駐車場)
見られたかと思いつつ、静かに空を眺める
とともに鳥も静かになる
間、呼吸の間は大事だね

忘れた頃に時どーき、ちまちま読んでいる「タロットの秘儀 バーバラ・G・ウオーカー著」の本がテーブルの上に開いて置いてたので、神話や宗教などの引用があり興味深いことが書いてありますが難しい。

14節制の章には、極端に端折ると、節制は愛と結合のカードであるということです。

ある箇所を引用すると、
ヒンドゥー教の聖典によると、神と女神(シヴァとカーリー)の完全な結合は”水を水の中に注ぎ入れるような”きわめて自然なことであり、人間の性的結合はこの宇宙結合の簡潔な、しかし不完全な真似であるとしている。インドでは、水の壷は今も神聖なものとして扱われ、宇宙的恋人という神の特徴を表現している。そして、水は崇拝の時にための神の居場所、または席(ピサ)とみなされている。

14節制は清らかな天使の印象がありますが、性的な結合や結婚の印は最も古く未来的かも。

結婚というと、正義や法王、女帝、太陽などのカードが結果として出やすい、反面、社会的な行い、義務、世間体、願望成就のような人間の生くささもくっついてきます。

この章の最後に、
結婚という矛盾のないシステムは礼義と優しさで自分の行いを”抑制”することによって進められとされた。

振り返れば、チャイの仕上げの動きは宇宙の結合の儀式のようだった。
夢中で見てたら、途中で草津温泉の湯もみを思いだしたけどね。

節制は水、雨、そろそろ本格的に梅雨到来。
これも天と大地の宇宙の結合ですね。

あー節制、奥が深い!