土地が及ぼす影響は大きいものです。
生まれた場所は選べないけど、土地を移動して人生が動き始めたり、花開く人もいます。パワースポットは人によって違うもんです。
リロケーションは、出生図の生まれた場所を動かしていき運気を変えていく方法です。日本では地味な生活をしている人が、外国では活発に変化したりします。

誕生日からの一年からの運勢は、ソーラーリターンという方法で見ます。
ソラーリターンからの一年の運気が好みでない場合もリロケーションを使い、実際に誕生日にその場所へ訪れ、運気に変化をもたらすやり方があります。

三ヶ月前くらいにMさんのホロスコープを見ているときのこと。Mさんの今年の誕生日のソラーリターン図のdecに冥王星が乗っていました。アングルに天体が乗っているのは変化が置きやすい配置です。
特に天王星、海王星、冥王星のトランスサタニアンは、慣れ親しんだ生活が変わってしまうことが多いにあります。変化というのはちょっと怖さもありますよね。
Mさんは、大きな変化は嫌だなということで、リロケーションを試みてみたら、沖縄にいくと、DECに乗っていた冥王星が７ハウスにずれることに。
なので、元のソーラーリターンは、ACEが蟹のサインだったのですが、リロケーション後はACEは双子のサインになりました。

誕生日を沖縄で迎え、その後どのように本人が感じているか。
沖縄旅行がとても楽しく活動的になり、外に出かけることが多くなったと。
もちろん、リロケーションしていない状態と比べることはできないので、どう変化したかは本人の気持ち次第によります。
今回、色々話しをしていて理解を深めたのは、本人の意図でリロケーションをして沖縄に行ったので、意識的に動いたことにより、いつもと違う旅になった。
その旅は新しい出会いがあり、チャレンジ精神も生まれたこと。本人の出生図であまり自覚していなかった惑星も使っていくチャンスもおとずれ、ハプニングやシンクロが起こった。ご満悦な旅だったようです。

ソラーリターンも大事だが、その時のトランジット、出生図やプログレスなど、全てを考慮してホロスコープを改めて見ると、合点のいくことが多くあった。
意識的に動かすことにより、動かされることもと、土地とのリンクが深まる。。

運気を上げる、運気を変えるというリロケーションは、ただそこへ行ったら運気があがるという受け身ではなく、自覚的に行動をし出来事を感じ受け入れることが大事なんですね。

例えば、木星金星のある土地はラッキーだから、そこへいけば素晴らしいことがあると期待して受け身でいると、木星金星の象徴の一つでもある、買い物熱に興奮しカード限度額まで買い物をして、帰りの電車代がなくなったなんてことも。家に帰ったら、気に入って買ったものが急に色あせてしまい浪費してしまったことに後悔したりして。ガーン。
木星金星なのに、いいことなかったよこの旅は。なんてことも多くあります。
土地のエネルギーにあてられるということはよくありますね。

一日たりと同じ惑星配置の日はないわけで、リロケーションでなくても、どう意識して日々を生きるかということ。
惑星はエネルギーであるということなんですよね。
面白いなー。

追記　Mさんの了承を得て、リロケーションのエピソードを書いています。