太陽は蠍座から射手座へ

ホロスコープを読む時にサインとハウスは混同しやすいものです。
ハウスは場面や方向性です。
サインはアクションややり方のようなもので、好みのようなものです。

例えば、ハウスの場合
９ハウスの場面には「旅」があります。
９ハウスに「太陽射手座」が入室していたら、「人生は広がりのある旅」。「太陽蠍座」だったら、「人生は深い洞察を得る旅」など、旅には関わりはないのですが、旅の目的は惑星で表し、好みはサインで読むといいかな。
９ハウスは外国や冒険という意味もあります。
外国に行きたくなるとか勉強したくなるというのが９ハウスの定番です。

例えば、私の出生図は９ハウスのカスプ牡羊からはじまります。
出世図では天体は入室してないのですが、プログレスの天体や、トランジットの天体が９ハウスに関わりを持つ時はありますよね。
牡羊の支配星は火星なので、出生図の火星もチェックすると、火星は魚座で８ハウスにあります。アスペクトも色々見るわけですが、ここでははしょります。８ハウスは対象とコミット、没入するハウスです。火星が８ハウスにあると夢中になりやすいという傾向があります夢中になれるものがあるとエネルギーがわくと言ってもいいでしょう。わたくし個人的には９ハウスにトランジットなりプログレスの天体が関わりを持つと、アグレッシブになる傾向があると思いました。

みなさんはいかがでしょうか。
ホロスコープは、占者があれやこれやと言うのを鵜呑みにしないでいいんですよ。違うなら違うと言っていいんです。自分で体験して理解するのが楽しいですよ。
ホロスコープは惑星カレンダー。
カレンダーをどのように利用するかはその人次第ですから。

太陽は11月22日（2017）に蠍座から射手座に移りました。
サインの場合
射手座の支配星は木星。
射手座は、向学心に富み、自由を愛し、理想を追い求める旅人。

太陽が射手座を投射すると、旅、学び、哲学、研究、自由、理想、冒険、伝道、情熱、出版、資格
とキーワードを羅列しました。

言葉にするとハウスもサインも同じような形容詞や名詞になってしまうので一緒じゃないですか。

ハウスの場合、９ハウスの初期は衝動直観で、中期は継続で、後期は１０ハウスを目指しているという風に考えるといいかもしれません。９ハウスの理想を１０ハウスの社会に定着させるために活動しているかどうか。

昔、ネットワークビジネスがはやった時に、アメリカからやってきたアムウェイ、アメリカンドリーム、自由な時間でできる、誰でもお金持ちになれるといった触れ込みで、射手座の先輩に誘われ入会はじめましたが、友人を誘ったり在庫を購入したり自己啓発的なミーティングに参加するのが苦痛になり何とかやめました。若かったので洗脳経験として記憶にあり相当長い時間トラウマになってましたね。
「成功するかしないか」という刷り込みはここでは相当あったなと思い出しました。洗脳と言えばそれから数年、オウムもじょじょに台頭してきてた時代でしたね。

本日24日は太陽２°射手座。
毎年同じ時期にくるのが太陽。今の時期は射手座です。
太陽は目的やテーマとしてでてきます。
射手座は上記に上げたキーワードがあります。

さて、みなさまのどのハウスに関わりがあるでしょうか。

わたくし個人の場合は④ハウスに、トランジットの太陽２°射手座が入室しています。④ハウスは家や心の器の場所です。
途中だった家の模様替えの続きもはじめました。
大好きな建築家の写真集を見て、あーしようこーしようと内心盛り上がってます。
太陽蠍の時に読みはじめた三島由紀夫が途中になっていて気がかりです。途中になっているものを完成させるというのがテーマになってるな。

サインの◯◯座だけで語るのは、星占い好きでは楽しいものです。
◯◯さんは◯◯座だから◯◯だよね。相性がいいとかそういう会話には、星座を使うと信憑性があるように感じますものね。ワクワクしたり落ち込んだりとか、海王星的な夢が星占いにはあるんでしょうね。

＊出世図の場合、ハウスは出生時間が分らないと区分ができないの場合も多々あります。