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正義の女神は多くを語らず。

正義とは?

パスワークでの「正義」はとても暖かく、見守ってくれているようでありました。根っこの部分の「正義」に触れたようです。

ただし、戻ってくると、道徳的な正義にもの足りなさを覚えます。
決断をしたり、判断をすることは日常に沢山あります。また、正しいことなのか、それでいいのか、意志はどうなのか。

生命の樹では太陽(ティファレット)と火星(ゲブラー)の間のパスです。太陽は中心にある本体の意志、火星は行動、達成の強いエネルギーです。このパスの「正義」は受身ではなく、積極的な「正義」ですね。積極的な働きにより、勝ったり負けたりを経験していくと、その後、洗練され個性化されるのではないでしょうか。

正義のカードはどのような人生を送りたいかによって、縦横左右のふり幅に大きく違いが出ますね。思考力が重要になります。

決断するのが苦手な場合は、「運命の輪」や「長いものに巻かれろ」が判断を避けるのかもしれませんね。

一時期、サンデル先生の「白熱教室」がブームでした。その中でサンデル教授は「正義」の役割をしていたのでしょう。それぞれの立場からの主張に対して、「君はリバタリアンだね。」それに対して否定も肯定もせず、完結に相手に自我を意識させる。そして相手の主義に尊厳を持たせていくということをしていたことを思い出しました。

この「正義」の役割をするには、相当な人生体験や知識が必要であると思います。

正義にはいくつものレベルがあって、どのレベルまでいくかは、本人次第。
自我を持たないことには、先に進めず、その先に進むには思考すること。
自我が大自我に育ち大慈悲も備わると本当の「正義」が分かるのだろーなー。

個人的なパスワークの感想は、平和な人生で感情感覚で決めてきたのだなと思いました。正義の女神には「出直してこい」と。日々精進するのみです。頭使います。

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次回は「吊られた男」です。

どうなるか、お楽しみー。

8月25日(木)19時~

蓮見天翔