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月は記憶の保管庫
ひとりの人間の充足は
遠い過去から脈々とつながっている記憶の
出会いであり 解放である

ブログ月の記憶を呼び起こせ

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魚座の新月 昨日 2017.2.26 どうでしたか。

昨日は暖かい日でしたね。
23時頃に新月でした。日蝕でしたが、日本では見れませんでしたね。
太陽と月が8°魚座の新月です。
月が太陽に隠れる時、暗い夜空に星々が輝きます。
魚座は、神秘、犠牲、奉仕、依存、イマジネーション、アート、海の象徴があります。
目に見えることや実際的なことよりも、雰囲気や感じること、共感すること、自他の境界線が薄くなるような意識状態です。

木曜日あたりに、太陽系外の59億光年先に7つの惑星が発見されたというニュースもありましたね。
生命が存在する可能性があるとも。
ワクワクしますね。明るい未来と希望かなと思いましたが、不思議なのは何故7つなんだと。
生きづらい世の中、戦争、不平等、貧困、病気、差別で苦しみを味わい絶望が感じていると、まだ見ぬ可能性を新たな惑星へ希望を見いだしてるのかもしれませんね。
そう思っても、生きている間はこの地球で生きていくしかないわけで、この先の人生をどう生きていくかを改めて考えますね。

禅寺のカレンダーの2月の表題は「無事是れ貴人」
「何も求めず計らわない人が最も尊い存在なり」

こういう存在に憧れるが、現実は、、、エゴまみれです。

パワーが欲しいときは、エネルギッシュな人に出会うとエネルギーが出てきます。
エネルギッシュになると、欲望やエゴに悩まされます。
悲しいかな、怒りや恨みが生きるエネルギーになる時があります。この怒りをガソリンにして前へ前へと進んでいきます。こういうプロセスの時があるんですよね。個人的なことのようでも地球上の人間の苦しみですよね。

人との繋がりや喜びや愛も生きるエネルギーになります。これは暖かいです。
このパワーが継続すると世の中ももっと良い世界になることに気づいている人は多く実践してる人も多いですね。しかし、人の縁が仲良くなり続くと優劣をつけたり共依存に陥り感情的な揉め事も出てきますよね。癒着とかは典型的ですね。

太陽と月の交点の感受点をドラゴンヘッドと言います。
このドラゴンヘッドの180°反対をドラゴンテールと言います。
ドラゴンヘッドは、ご縁のあるグループや場所、いわゆる良縁。反対のドラゴンテールは、因縁のグループや場所、悪縁といいます。この二つは切ってもきれない関係です。
解釈としては、前世と今世のご縁や人気運として読む場合も。人間関係はいいこともあるけど面倒くさい嫌なこともある。カルマのご縁としても辻褄のあうことやシンクロもおきやすい。
人間関係の感情のもつれが引き起すことが良くも悪くも多いです。

新月を西洋占星術で考えると、太陽の「目的」と月の「欲求」が重なる時です。
大きく言うと、生きる目的と、生きるための欲求。
どうして生きているのかなという問いにもなります。
具体的な目的がある人もいるでしょうし、目的を探している人もいると思います。
漠然としているのだけど、わきあがってくる情熱のようなものかも。
太陽は、自ら輝く、中心、核です。成長を続けていきます。目的を達成するエネルギーです。

月は、日々の生活や感情、充足や満足に関わります。
本人特有の充足があります。欲求不満とか言いますよね。
お腹がすいたとか眠いとかもこれですね。
心の底から切望していることは何でしょうか。
月が満たされないと、ひがみっぽくなったりイライラしたり落ち込みそうですね。

この魚座の新月はどんな気分でどのようにお過ごしですか?

目的と欲求が重なるのが新月だとすると、そんな瞬間があったのではないでしょうか。

自分らしさと満足が表現されたとか、自分の良い所が見えたとか、充実感を味わったて喜んだとか、
または、嫌なことがあって感情や思いが出てきたり、冷静さや興奮とか。
見失っていた目的をできごとの中に見いだすことや、抑えていた感情が吹き出す事も。
イマジネーションの中に自分自身を見つけることもあります。

魚座の新月からのひと月は、夢をみているような時、いつもは気にしないところに意識が向くでしょう。デトックスや水に流すこともあるでしょう。それは始まりのための準備でもあります。

個人的には、昨年からのここしばらくの目的は落ち葉拾いとです。
この新月からのひと月の目的は清濁混合の愛を知る。許しと浄化ですね。
月の欲求としては、人のためになると感じたことを信じて行動する救済欲求、しつこさ、嘘をついても愛されたい、周囲の人が私のわがままな思いを叶えてくれる助けてくれる喜びを感じてみたい、周りを振り回しても許される、感情は豊かに表現したい、嫌われても自分を愛したい、感じたことを口にしてみたい欲求、何かに溺れ依存したい欲求、があります。

こう書いていると水瓶座的には気持ち悪いですね。しかし、こういった感受性の欲求は魚座そのものであり、抑えて、かっこ悪いと思っていた感情欲求が私の中にもあり浮上してきたわけです。
すでに前からこのような感情が出ているのだけど、自覚がなくスルーしてきたものもあるわけですね。
とすると、こういう表現をする他者に対して苦みばしった感情を持つ場合もあります。
第三者が言うところの同族嫌悪というやつですね。嫌いな人と同じところがあるのだけど認めたくない。
でも魅力があり引き付けられる。境界性があやふあやになる。
特に、魚座は共依存が当たり前の世界です。物だと、お酒やドラックなどへの依存です。悪いと思ってもやめられない。抜けられない。
魚座は夢やファンタジーのふわふわした世界と自己犠牲の暗く滅私の世界が共存しています。
ここに救済があるわけです。
深入りしたくないが心惹かれます。

そういうわけで、魚座の新月はどうなることやら。

新月魚座のおまじないは「りんりんと音がしたら目が覚める」