タロット・西洋占星術・夢 蓮見天翔占い

月は記憶の保管庫
ひとりの人間の充足は
遠い過去から脈々とつながっている記憶の
出会いであり 解放である

ブログ月の記憶を呼び起こせ

ブログ記事一覧

小惑星の時代になってきた 

目に青葉、新緑が気持ちがいいですね。
花粉症状がほぼなくなりマスクを外し、二ヶ月ぶりに化粧できるようになりました。
まじまじと自分の顔を鏡で直面するのは久しぶりで、気恥ずかしい。
肉体的にも気持ちの上でも、やっと春がきた気分です。

先日のレグルスで、小惑星をやりました。
基本的にメジャーな10天体を読み込み、+αがノードやキロン、さらにまた+αが小惑星。
昔、占星術をガツガツ学んでいた時に、小惑星は愛や性の性質の一つ位で、当たってるーとか、そうなんだーとか、あまり重要視してませんでした。ホロスコープは性格と勘違いしていた時もあり読みが浅かったなと反省しかり。

しかし、改めて小惑星の本やを記述を読んでみると面白い。
小曽根秋男氏の「演習占星学入門」の小惑星についてのページには、1801年にセレス、1802年にパラス、1804年にジュノー、1807年にベスタが発見されてた。
その後、1973年にBACHが天文歴を発表した。1974年に、ドービンズが、人間のお互いの関係、特に愛情問題については、小惑星を無視いた占星学は全く価値がないものであると述べた。

ジュノーは、女性の権利を世界ではじめて記載したナポレオン法典の制定と同じ1804年に発見されたので「権利主張」の天体といわれいます。

また、「アメリカン占星学教科書 小惑星占星学」魔女の家ブックス(1990年発行)には、2000年からの水瓶座の時代には、全体としての人類は集合的な意識に復活するための機会があるだろう。
この期間に、兄弟愛や世界的な家族みずがめの時代の理想(または無政府状態、混沌、古いものを無視して向こう見ずな新しい世界に突入すること、他の人との関係を断ち切った、個人主義)などを理解するだろう。・・・
女性性と男性性のバランスの問題が大切で、個人と社会の両方に変化をもたらす。・・・
そんな変化の時代に、小惑星は変化をどのように行うかという個人的な方法を表す。

変容的サインは、乙女、天秤、蠍とも書いてあります。
乙女は献身、天秤はパートナーシップ、蠍は性。
他者との関係性のありようが、6ハウス乙女、7ハウス天秤、8ハウス蠍。

2017年になって思うには、1970年代に小惑星の必要性と女性の地位の向上、ウーマンリブが台頭して男性と同じように知恵や権利を主張してきた時代の流れと、変わらずに家庭の中での女性の立場も順守することも同時に存在していたと思います。
フェミニスト運動は大多数からすると過激だったのでは。
今や、男尊女卑がセクハラやパワハラとして訴えられる時代になりましたね。
大きな変化です。
乙女は働き方、天秤は結婚制度、蠍はセクシャリティ。
ここが変容していくと、社会も変わると。
いつの時代も大衆の草の根がムーブメントになり社会を動かしていきますね。
水瓶座の時代も入ったばかりです。(2000年と言う占術家もいますし、1960年という人も、2024年という人も。計算法が色々ですね)
水瓶座は、ユニセックス、テクノロジー、波動、電波、人間主義、博愛の象徴があります。
支配星は天王星、変化改革です。
世の中の潜在的なニーズが変わってきたということだと思います。

主要な4つの小惑星の象徴はギリシャ神話の女神の名前がついています。
性的なこととの関わりも示します。

ベスタはヘスティア、かまどの火、献身、
パラスはアテナ、知恵と正義 衝動
ジュノーはヘラ、権利、嫉妬、義務
セレスはデメテル、生育、自己存在

4つの小惑星は、男性女性は関係なく社会の中で認められると満足するのではと最近思ってます。

火星と木星の間にある小惑星は、個人と社会をつないでいきます。
個人の活動や意見や考えを発表しやすいネット社会で、個人が社会に認知されることで、小惑星も認知されていく。
個人が社会を動かしやすい、社会が個人に期待する時代が当たり前になってきた。
ユーチューバーやブロガーなどはその典型的ですね。
社会=会社組織の図も少しづつ変わってきますね。

本来の二人以上の人間が集まれば組織、二人以上のグループで勉強をするでもいいし、遊びにいくでもいいし、ボランティアでもいいし、おしゃべりでもいいし、社会活動でも、商売でも、ネット上でも、友人でも、家族でも、結婚でも、恋愛でも、ひとりでコンビニにいくでも、何でもいいのです。それは社会参加の一環です。
そこに経済活動が絡まなくてもいいんですよ。
地球で小さく大きく渦を動かしているのですから。エネルギーを作ってます。
社会参加は、時代を作ってる、歴史を作っていると考えてもいいかもです。

今までは、「MCは社会が求めるもの」「役割」はたいがい天職や仕事として解釈されていましたが、これからの時代は、お金を稼ぐ=天職、仕事運=MCではなくなってきますね。
時代とともに読みも変わってくるのが面白い。
お金を稼ぐだけが社会的成功ではないですという社会的認知がじょじょうに広まってきています。
肩書きの奥の認知欲求が「収入」だけでなくなってきたわけです。

出生図で、MCに対してベスタ、パラス、ジュノー、セレスの小惑星がアスペクトしてる場合は、時代が求めていることを認知するような役割があるかもしれませんね、

または、トランジットの小惑星が、出生図のMCや天体にアスペクトを組むときも個人と社会をつなげるようなエネルギーに動かされるかも。

個人的には、私のMCに対してジュノーが60°のアスペクトがあります。
やるべき、義務、権利の主張をする、受けるという、両方に働きます。
思えば、「小惑星が気になるのー」との声が聞こえると、「そうか、小惑星だな」と自動的に責務を感じてやるのは昔からですね。この小惑星の勉強会はやって良かった。これぞ、MCの声ですね。

よくあるのは、家族やパートナーや友人でも、会社の中でも。「こうしたい、やりたいい」とつぶやきが聞こえると、それをやらなきゃ、相手の欲求を満たさなきゃと、理不尽であっても、わがままであっても遂行する人は多いのではないでしょうか。
特に母親がそういうタイプだと受け継ぐというか。
ブラック企業とか。

そうするといつか「何で私ばっかり、あなたは何も私にやってくれないじゃない」と爆発する場合と根にもつ場合と。我慢し過ぎると、険悪になりますよね。嫉妬になってはもう苦しむばかりです。
「私がこうしたんだから、あなたもこうしてよ」というのも権利の主張ですが、ジュノーが洗練されてくると、その欲求やわがままに自動的に応える前に、「何でそれを求めるのか」と相手に聞いて話し合うことがいいですね。「なぜ、それを言ったのか」と相手に尋ねる権利があるよと。

現代は、権利の主張ばっかりが目について辟易ですが、

個人と社会をジュノーがつなげるとしたら、社会的な地位を超えて交渉ができる対等の関係性が当たり前になるといいですね。

お天気雨が降り若葉の匂いでリラックス、窓の外には虹。
気持ちいい時期だなー。