タロット・西洋占星術・夢 蓮見天翔占い

月は記憶の保管庫
ひとりの人間の充足は
遠い過去から脈々とつながっている記憶の
出会いであり 解放である

ブログ月の記憶を呼び起こせ

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非日常的なこと

古いつきあいの占星術仲間と、地下の薄暗いたばこでモクモクした喫茶店でお茶しました。
今や絶滅危惧店ですよね。壁がヤ二で茶色に染まった壁とレンガとウッドな年代を感じさせるテーブルと椅子、カウンターの席では黄色いランプに常連客、マスターが丁寧に入れるコーヒーと煙が入り交じった喫茶店。
そこでの占星術談義は、歴代の占星術家のホロスコープ読みの捉え方についてどう思うかとか、サビアンの使い方についてとか、アスペクトについてとか、こうだのあーだの互いの持論を持ち出して、アイスコーヒー飲みながらの会話はとても楽しい時間でした。
最近、こういう談義の機会がなかったなー渇望してたと振り返りました。
それは何かっていうと、多少偏屈であることを大前提とした場、自分の思う事が世界にも通づるぐらいの尊大さを出せる場、相手の意見に反論してもいい場、誰もが自分勝手なことを言える場、スマホを忘れる場、熱のこもった物言いに妙な反応されたり嫌がられない場。

店を変えて、ケーキを食べにおしゃれな駅ビルに。
白を貴重としたガラス張りの清潔感があるとても素敵なお店。
圧倒的に女性が多いです。
おしゃれなケーキ屋の雰囲気にどぎまぎ。
ケーキを注文している間に、心身ともにアングラからナチュラルおしゃれへと変身した自分に笑いましたよ。
そこでは、占星術談義は占星術スピリチュアルコミュニケーションへと変貌を遂げました。
偏屈なこだわりは、人類愛へ。
尊大さは、自己を愛するへ。
相手に共感する場。
思いを話す場。
スマホにも気を配る場
穏やかな配慮のある言葉使いの場。

場の影響はとても強力ですね。場を作っているのはそこにいる全員であり空間や土地。
この場の影響を受けずに、無視して、我が道を行くと、空気読めないになるんだよね。
空気読めないは、自我の強さがあるのでどこでも生きれる。流されない。
場の影響を受けるとどこでも場に馴染むので安心してそこにいることができる。

開拓精神や冒険家も、全く未知の領域に初めて踏み入るのはすごく感動するのが分る。達成感と未知の空気に人類ではじめて触れる、自分の身体から出るオーラとその場所を融合する、侵入するともいえますが、記憶と場が一体となる、それはエクスタシーに違いないと思うわけです。

冥王星は、対象がどういうものでも融合してエクスタシーを味わいます。
罪悪感あるなしは人それぞれで。
それでも、いつもの土星もまじめさが壊れたり、崩れたり、外れたりすると、きつい服や靴を脱ぐと開放感があるのと同じで、まあまあ気持ちのいいから、最大に気持ちいいにいくかどうか。
気持ちいいは海王星が絡みます。

日常の会社とかで「気持ちいい」とかつぶやいたりしていると、その会社が居心地が良過ぎるのか、変な人になるので日常と非日常をわけよう。これは、土星が日常の枠を作っているもので、土星の枠を超えるのが天王星です。

非日常が好きな人はトランスサタニアンが強いです。
土星の現実とトランスサタニアンの非現実と、どちらがリアルかは分りません。

くどくど、書いていますが、モクモク煙の地下の喫茶店も、白いクリーンなガラス張りのケーキカフェでも、非日常の空間だったなと。エクスタシーが味わいたいお客さんの欲求と店のニーズが合ってるんだよね。そういう店は繁盛するんだろうね。

昨日今日と、トランジットの月のサインは蠍座。
支配星は冥王星、副支配星は火星。
冥王星火星は、未知の領域の開拓者です。